2008年5月アーカイブ: 韓流★ラーメン館

大関嶺キムチラーメン[대관령 김치라면]【三養食品】

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あるべくしてある、キムチラーメンという名の韓国ラーメン。三養から。

けっこう歴史のある商品のようで、パッケージには『元祖』(黄色い囲み文字)とあり、その上に「辛くてぴりぴりする味」とあります。あまりにもストレートな商品なので、下手物優先の筆者は今回初めて食べました。スープのみが付属する、一番安い商品のひとつです。

パッケージの写真は《調理例》ですが、かなり具を入れてますね。インスタントラーメンにこんなに入れるか? ふつう。

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ちなみに、商品名の『대관령』は、『大関嶺』(テグァンリョン)で、ソウルの東、江原道にある観光地です。きれいなところで、ドラマの撮影などにもよく利用されるようです。

三養食品は大関嶺に牧場を持っているようですね。

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ウラ面です。
商品特徴のところを直訳してみますと(翻訳engine by AMIKAI)、

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1.柔らかくてコシが強い麺にキムチの味がよく調和した正統キムチチゲ(鍋)味です.

2.セギムチを真空乾燥してスープに直接添加することで辛くてぴりぴりするキムチチゲ(鍋)味を新たにつくりました.

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とのことです。セギムチってなんのキムチだろう?(^^;)

実際に食べてみた印象ではそれほど辛くないし、キムチの風味もそれほどしません。ふつうに辛いラーメン、という感じ。麺は細く、日本の即席縮れ麺に非常に近い印象。コシもあり、食感は悪くありません。

薬味が付属しないので、パッケージ写真のように何か入れて食べたいところ。
オススメは、変な話ですが、やはりキムチが良いのではないかと。
キムチを入れて、やっとキムチラーメンらしくなる感じ。いいのかそれで (^^;)

いや、ベースのスープは悪くないんですよ。激辛系に慣れてしまうと物足りない、というだけです。

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↑ 「商品特徴」 ↑

茹で時間:4分、麺:細麺、辛さ:tongarashi_level01.png

辛さは、安城湯麺などよりは確かに辛いですが、スープはがぶがぶ飲めるレベルです。

【teabreak】韓国菓子その1:クールカムジャ[ヘテ]

韓流スーパーへ行くと、もちろんラーメン以外の韓流食品もたくさん売っています。たとえば、菓子類。菓子はメーカーの遊び心や民族性が発揮される商品だけに、面白いアイテムが盛りだくさんです。そんな中から、食べても美味しいお菓子をご紹介します。

cool_kamja_02.jpg こちらはヘテ食品の【구울감자】・・・音読みで「クールカムジャ」。カムジャはジャガイモなので、おそらく[cool]な[ジャガイモ]という意味だと思います。

下の方、「焼き網で焼いた」と書いてあります。プレッツェルですから当然焼いているのでしょうが、そういう意味ではなくて、「焼き網で焼いたジャガイモのような味」と言いたいのでしょう。

見た目は、おなじみのプレッツェルスタイル。プリッツなんかと同じですね。
まあ、プリッツにそっくりと言えばそっくりですが・・・(汗

食べてみると、ガキッ、ガキッと、固い歯ごたえ。COOLというか、HARD。
香ばしい香りとバターの臭い。それにジャガイモの味がしっかりとついていてなかなか美味しいです。

量もちょうど一回分で、お茶の供にぴったり。韓国流にトウモロコシ茶など飲みながら、
もちろん、コーヒー、紅茶にも合いそうです。
値段も安いので、私はよく買っている菓子の一つです。

韓国へ行ったら、ショッピングセンターで大きなパック(12個入り)を買ってきて、職場で配るというのもアイデアです。嵩張りますが、軽くて安く、話題性もあっていいおみやげです。

日本で買うと130円~140円ですが、現地では700ウォン。約70円です。
ウォンがだんだん高くなっているので、感覚としては100円くらいかもしれません。
100均ショップで売ってくれないかな?

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そうそう、韓国に「ザ・ダイソー」があるの、ご存じですか?
私はソウル郊外のサダンという駅の構内で見ました。
100円ショップではなくて、500ウォンショップ。50円均一。安い!
しかも、品物は日本のダイソーとほぼ同じです。
さあ、あなたも韓国ダイソーへGO!・・・って、飛行機代は?(汗

オジンオチャンポン[오징어 짬뽕]【ノンシム/農心】

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オジンオとは、イカのこと。日本人同様、韓国人も実に良くイカを食べます。もちろん、スルメイカです。同じ海で捕っているのですから当然です。
とはいえ、基本的にはキムチと、鍋の具材としての利用が多く、日本のように素焼きにして醤油で、というのは酒場でもあまり見かけません。お国柄でしょう。

そういうわけで、このラーメン、そのまんま「イカチャンポン」です。

「チャンポン」と言えば「長崎ちゃんぽん」が有名ですが、考えてみれば「チャ」という音が語頭に来る"和語"は無いのではないでしょうか。これは大陸系の発音です。そういえば、「チャンポン」はごちゃ混ぜにする、の意味に使いますよね。
沖縄料理の「チャンプルー」も語源は同じなのではありますまいか。

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話がそれましたが、あまり説明の必要もなさそうな品物ですよね。

イカのキャラクターが可愛らしいですが、添えてあるキャプションは「ぼく、ちゃんぽんが大好き!」
・・・いやいや、お前、具だろう? 喰われる方じゃん! ってツッコミたくなりますが(^_^;) 

同封されている加薬には乾燥したイカフレークが入っていて、看板に偽り無し、なのですが、味そのものにも香りにもイカ臭さはあまりなく、一般的な辛いラーメンの一つ、というカンジです。

他の加薬としては、わかめ、ネギ、キャベツ(?)などが入っています。

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会社表記.jpg

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なお、ウラを見て頂くとおわかりのように、この商品はノンシム・ジャパンが輸入販売しており、調理方法も日本語で書かれています。・・・あれ? ノンシンとルビが振ってあるなぁ。日本人にノンシンと発音させてしまうと、たぶん韓国人には別の言葉に聞こえてしまうはず。ノンシムの方が発音としては近いです。「む」と言ってしまうとまた違うんですが・・・。


現地の同じ商品と味が違うかどうか、ですが、食べてみた印象では現地で買ってくるのと同じ味です。と、いうか、日本向けに味をわざわざ変えたりはしない、と思います。やや酸味のある辛さで、『辛ラーメン』とはちょっと変えてあります。ヤクルトの『ヘムルラーメン』と似た印象ですが、こちらの方が「酸っぱいキムチを入れたような」味に近いです。

麺は太め。典型的な油揚げ麺で、以前は『辛ラーメン』もこの麺だったはずです。そういう意味では、この商品も比較的古くからあるタイプの、スタンダードな一品と言えそうです。

辛さは、休まずに食べ続けられる限界に近いです。食べ終わった後、胸が焼けたり、手足がじんじんしたりするかもしれませんが、異常ではありません。(^_^;)
ぎりぎり、お尻へは来ないと思いますが、個人差があると思います。ほんと、ギリギリです。

麺の太さ:太麺、茹で時間:5分、辛さ:tongarashi_level02.png