コラムアーカイブ: 韓流★ラーメン館

【コラム】スープはラスト★じゃないのダ

韓国ラーメンには意外な盲点があるのです。(^_^;)


日本のインスタントラーメンの調理法は、基本的にスープをラストに入れますよね。 これはみそ汁と同じ発想で、風味を重視するからで、煮詰めることによって 風味が損なわれるのを嫌うからなのですが、韓国は感覚が違います。


韓国ラーメンのスープは、割り下として先に入れてしまいます。 ラーメンとかやくとスープ、全ていっぺんに入れてぐつぐつ煮込みます。 ラーメンは煮込み料理なのです。 実は、あちらのみそ汁も全く同じで、沸騰するまで煮込むのが普通です。


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韓国ラーメンの袋の裏には、調理法が絵入りで説明されていますが、 スープをラーメンと同時に投入している絵があるので、確かめてみて下さい。 日本のラーメンの調理説明図には、スープはたいてい3番目に出てきますよね (^-^)b


余談ですが、最近よく見かけるようになったタイの袋ラーメンもやはり、 麺と同時にスープを入れるよう書いてあります。


スープは後で、は日本独特のスタイルのようです。

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【コラム】チゲにはサリラーメン★なのダ

ブデチゲ(軍隊鍋)」という韓国料理があります。ウィンナーやスパム、卵、ビーフン、ジャガイモ、白菜などと一緒にラーメンが入っています。これが「サリラーメン」で、これもインスタント麺です。


ブデチゲは韓国人に言わせると卑俗な食べ物で、お客に食べさせるようなものじゃない、らしいのですが、日本人には総じてウケがよく、「また食べたい」という人が多いです。(もちろん辛いです!)


最近は日本にも韓国料理店が増え、ブデチゲをやっている店も散見されますので、東京なら大久保上野あたりで、韓国料理店を覗いてみて下さい。卑俗な食べ物なので(^_^;)、 場末っぽい店や学生相手の店がよくメニューに載せています。


ラーメンサリはブデチゲ以外の鍋にも入れて貰えることが多いので、チゲを食べているときに「アジュンマ、ラミョンサリ、ヂュセヨ!」と言えば、店のおばちゃん(アジュンマ)が、山と積んだインスタントラーメンを運んできて、何のためらいもなく、ばりばりと手で割りながら鍋に放り込んでくれます。私も最初に見たときはびっくりしました。


ただし、基本的に鍋料理は2人からでないと注文できませんので、出来るだけ大人数で食べるのがお奨めです。


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ブデチゲの本場は、ソウル特別市の北に隣接する議政府(ウィジョンブ)というところです。ソウル駅から地下鉄1号線が直通運転しています。地下鉄の終点、北議政府の一つ手前で降りて下さい。もちろん、ソウル市内にも美味しいブデチゲの店はたくさんありますので探してみるのも一興です。


もし、一人旅で韓国へ行ったときに食べたいと仰る方は、ソウル特別市のすぐ南に接する水原(スウォン)という街の、国鉄の駅にあるフードコートで「ブデラミョン」というのを出しているはずです。なんと、軍隊ラーメンの名前のままに飯盒(はんごう)に入って出てきます。話題造りにも絶好ですから、一度お試しあれ。

水原駅へは、ソウルから韓国国鉄・京釜線(ソウル地下鉄1号線直通)が通じています。水原は急行も停車する地方都市で、三星【SAMSUNG】のふるさとです。