2008年6月アーカイブ: 韓流★ラーメン館

おいしいラーメン[맛있는 라면]【三養食品】

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ちょっと変わったパッケージが目を惹く、三養食品の「おいしいラーメン」。とてもストレートな商品名は韓国らしいセンスだといえるでしょう。

パッケージには60品目の云々・・・とあり、野菜、スパイスなど多様な材料を投入し、健康志向であることを強調。

かといって、女性向けの辛くないラーメンかと思うとそうでもなく、十分辛いスープになっています。

このへんの考え方は同じ健康志向でも韓国ヤクルトとは異なっているようです。女性が辛いモノを食べない、というのは一面尤もそうですが、ステロタイプな見方だと思います。私の知り合いの韓国の女性だって、日本に来て辛いモノがないと寂しい、とさかんに言っていましたから。

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← 製品特徴です。

1. 麺を練る時、胡麻粉末とじゃがいも澱粉を添加して麺の香ばしさと柔らかさを感じることができます.

2. ブロッコリー, シイタケ, 長ねぎなど緑黄色野菜をたっぷり添加して料理の時別途の浮かしを入れなくても良いです.

麺については、細いわりにコシがあるなぁ、という感じ。しっかりしています。縮れ麺で、一見すると日本産のインスタントラーメンと見分けが付きません。

スープはブイヤベースというかポトフというか、この辛みさえなければスープストック東京あたりで出してもいいような野菜の甘みを感じるスープです。三養のラーメンスープは従来、わりと辛み一辺倒なカンジだったのですが、どちらかというとノンシムのスープに近づいたような印象。いい味です。名前だけのことはあるかもしれません。三養の戦略商品ではないでしょうか。

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別途の具を入れなくても、と書いてあるわりに具はちゃんと付いていて(^_^;)、
しいたけ、葱、わかめ、ブロッコリーが入っています。ブロッコリーは珍しいですね。

「おいしいラーメン」なんてネーミングのせいでどうしてもちょっとナナメに見てしまいがちですが、食べてみるとなかなかイケてる商品です。また食べてもいいかな、と思いました。

ちなみに、『MSG無添加』はお上より不当表示とされているものです(^_^;)
グルタミン酸ソーダを入れていませんよ、というわけですが、メーカーが言ってるだけで何の保証もありませんからね。

公式に毒性が確認されているわけでもなし、昔は頭が良くなるとか言って舐めてたくらいですから。あれも大嘘ですが、そんな噂が飛んだのは、製薬メーカーの武田が作ってたせいじゃないのかなぁ・・・。


麺:細麺  茹で時間:4分  辛さ:tongarashi_level02.png
辛さは、1.5ぐらい。甘みもあるので、美味しく飲めるスープです。

ム・パ・マ [무 파 마]【ノンシム】

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ムパマ。最初、意味がわからず、 ふと気づいて「ム」と「パ」と「マ」に分けてAMIKAIで翻訳してみると、
大根 長葱 長芋」と みごとに意味が通じました。

ハングルは表音文字なんですが、一音で意味を持つ単語があります。たとえば「」はネギで、「パジョン」と言えばネギだけのシンプルなチヂミを指します。

「ム・パ・マ」はスープの材料でしょうか。日本風に言うと、田舎うどん風ラーメン、ということになりそうです。
「무」の文字が大根の姿を表しているのですね。

 薬味としては、ネギ、わかめ、唐辛子、それとフリーズドライの小さな牛肉が入っています。

" 속 시훤한 " は例によって『さっぱりする味』。つまり、辛いんですね。

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← 製品特徴です。

1. がっくりとった牛肉おつゆに大根を入れておつゆ味がさっぱりする牛肉お汁味製品です
2. 良い原料を使って作った麺は弾力性があって堅くて易しく広がらないです
3. 浮かしがふんだんで料理する時浮かしを別に準備だなくても良いです

直訳だとこんなカンジです。がっくりってなんだ?? ガッツリか? 変なところで流行を取り入れているAMIKAIだな (^^;)
麺はコシがあって伸びにくい、と言いたいようです。浮かし、というのは薬味のことです。まあ、浮いてますわな。

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このラーメンの面白いところは、火を止めた後にフジョンヤンニョムという、辛い味噌の粉末を投入するようになっていることです。

ヤンニョムは韓国の食べ物にたいてい入っている調味料ですが、후첨はおそらく後から入れる、という意味だと思います。

調理方法の※のところ
沸かした後終わりに必ず入れて召し上がってください」とあります。出前一丁のラー油みたいなモノですね。「お好みで・・・」ということではなさそうです。

因みに、その下の赤い文字ですが、
※ ナトリウム攝取を調節するために好き嫌いによって適正量のスープを添加して料理してください
※ 料理の時安全事故に注意して下さい


・・・まあ、だいたいわかりますね。ナトリウムというのは塩分のことですね。
安全事故ってなんだ? と思いますが、日本のラーメンにもよく書いてある注意書きです。


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ためしに、ヤンニョムを入れずに味を見てみましたが、ノンシムのスープに共通のちょっと甘い(野菜系の)出汁が利いたスープで、そのままでもけっこう美味しいですが、辛さはあまりありません。
ヤンニョムを投入して食べてみると、がらっと味が変わり、ヤンニョム独特の辛みと酸味が感じられます。これはけっこう美味しいラーメンです。

ただし、ヤンニョムのほうに入っている唐辛子のカプサイシン効果で、暑くなくても 汗がだーーーっと出てきます。
なるべく軽装で食べましょう。ひと汗かいてから服を着た方が良いと思います。

茹で時間:4分30秒、麺の太さ:太麺、辛さ:tongarashi_level02.png

合せヘムルタンミョン[모듬 해믈탕면]【ノンシム】

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ノンシムの『合せヘムルタン麺』です。ヘムルタンとは海鮮スープ。前出のヘムルテンジャンチゲと基本的に同じですが、「チゲ」よりも「タン」のほうがわりとスープっぽい料理です。

で、『合せ』って何かいな、と思いましたら、商品説明にこうありました。(以下、翻訳エンジン AMIKAI による直訳)

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各種海産物である海老, イカ, い貝, 穴, わかめなどで作った海産物固有の仄かで深い味を最大限いかした製品で凉しくて辛くてぴりぴりするおつゆ味が一品です

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て・・・カキですな。貝のカキ。
しかし、AMIKAI 、優秀ですね。ちゃんと意味が通ってます。
まあ、いろんな海の幸を使ったスープですよ、ということのようです。
袋のオモテに書いてある「시원한 맛」は、「さっぱりする味」。つまり、辛いんですね。(^^;)

← 商品説明です。


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このラーメンは薬味がかなり豪華で、にんじん、かまぼこ、こんぶ、わかめ、ネギ、キノコと盛りだくさん。他に具を用意しなくても十分なカンジです。
もし入れるなら、タコ、もしくは焼きイカなどが良さそうです。

味は、ノンシムのラーメンに共通のベースを使っていて、辛いながらも甘みがあり、食べやすい味です。辛みは結構あるほう。『辛ラーメン』を別にすれば、辛い部類にはいると思います。 それでも、paldoのヘムルラーメンほど辛み一辺倒ではない印象です。

おもしろいのは、麺が四角形ではなくて円形にまとめられていること。このほうが鍋には入れやすいですね。日本のラーメンでは見かけないスタイルです。
麺は中細で一般的な油揚げ麺。スタンダードクラスながら、スープの味にこだわった商品です。


茹で時間:4分30秒  麺:中細麺  辛さ:tongarashi_level02.png