アンソンタンミョン[安城湯麺]【農心/NONGSHIM】 - 韓流★ラーメン館

2008年4月 9日

アンソンタンミョン[安城湯麺]【農心/NONGSHIM】

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『シンラミョン』(辛ラーメン)と並ぶ、韓国ラーメンのメジャーブランドです。

漢字で大きく「安城湯麺」と書かれたオレンジ色のパッケージはパッと目を引き、 大きなスーパーのラーメン売り場でもすぐに見つけることが出来ます。

パッケージには大きく「クスハン・・・(香ばしい・・・)」の金文字が躍り、 調理例の写真は、日本で言うところの『鍋焼きうどん』そのもの。


チゲの名前を冠した他のラーメンとは違い、インスタントラーメンとして独自の味を追求していて、 時流に流されない老舗の味と言えそうです。


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麺は中太。日本の標準的なインスタントラーメンより少し太いですが、韓国ラーメンの中では 細い部類ではないでしょうか。食感も日本のラーメンに近く、それでいてノンシムの麺に共通の もちもちした歯ごたえも持っています。


スープは醤油、ごま油などを使った鍋焼きうどん風。辛みは比較的少なく、食べやすい味です。 と、言っても、ある程度辛さに耐性のある人にとっては、という注釈付きです。 基本的に辛いのが苦手な方にはやはり辛く感じられると思います。


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この商品は韓国ラーメンの中では最安値のグループに属し、ほとんどのラーメンで 当然のように付属している『乾燥かやく』が付属しません。スープの小袋のみです。

ですので、野菜などの具を少し足してやりませんと、素ラーメンになってしまいます。 どんな具にも合う万能ラーメンですので、干しエビを入れたり、ウィンナーやベーコンを 入れてみるのも良いと思います。


麺の太さ:中細/ゆで時間:5分/辛さ:tongarashi_level01.png



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↑ 日本で売られているパッケージには日本語による調理方法が載っています。韓流ブームに乗って登場した日本向けバージョンです。農心の日本法人[ノンシムジャパン]が販売しています。


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【韓ラーメントリビア】

安城湯麺の「安城」は、京畿道安城市に由来します。安城には農心のスープ工場があります。そこから生まれた商品ということで、この商品名になっているのかと思われます。


韓国新幹線KTXにソウルから乗車し、3番目の停車駅、天安牙山(チョナンアサン)付近で左側の車窓に[NONG SHIM]という大きな看板が見えます。
ノンシムの本社はソウル市新大方(シンデバン)にありますが、これは安養工場です。



余談ですが、東京方面から上越新幹線に乗ると、高崎を過ぎたあたりで右の車窓に『サッポロ一番』の大きな看板が目に入ります。日本を代表するこのラーメンを製造しているサンヨー食品は群馬県前橋の会社ですが、現在は本社を東京に置いています。

新幹線がらみで、なんだか面白い符合だなぁ、と思います。鉄ネタですね。

KTX-yongsan.jpg

↑ KTX(韓国高速鉄道)の列車です。龍山駅で。(クリックで拡大)

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